対談動画 vol.2 中学受験は伝統芸能?!

受験インタビュー特集

蒲田コワーキングスペース おおたfab さんの公式Youtubeチャンネルで配信したインタビュー動画の内容を抜粋してお届けしております。
一部、会話の内容を省略したり要約しておりますます。

早速ですが、秋も深まって木々も色づき始め、受験も近づいてきています。
親御さんは、コロナの影響もあり、受験を進めるのが、例年以上に大変だ思うのですが。
こういう時に不安に思う保護者の方もいらっしゃると思います、どういうアドバイスがありますでしょうか?

そうですね、まず大前提として、実は私も本業でやってますから、通常は、いきなりこれは言わないんですけど・・・
実は本音では・・・おっかなくてしょうがないですよ。
というのは、どれだけ勉強しても、どれだけ模試の成績が仮に1位だったとしても、毎年必ずどっかで、落ちてる人いるんですよね。

そうですよね、所詮、競争ですよね。
100人受けたら何人かは必ず落ちる人がいる、という言うことですよね。

いるんですよね。それが普段の成績順通りに確実に出るんならまだしも、必ずしもそうでもないんですよね。
まあいろんな原因はありますけども。

まあ(皆んな)合格したいんですよ、それはもちろん。したいんですけれども。
何が何でも合格とか。
とにかく合格とか。
受からなきゃまずい、やばいとか。

受からないと人生終わり。みたいに思い詰めちゃうと・・・

むしろそれが足かせになって、プレッシャーになって、上手く行かなくなっちゃう。

そうすると、悩みながらも進めていくということなんでしょうかね。

そうですね。
じゃあ怖いからやめるのかっていうのは、そこは(考えどころ)で。

こんなに大変なら、辞めちゃおうかなぁって思う人もいるんじゃないかなと思うんですけど。

正直言って、落ちたときのダメージが大きくて、不利益が大きいな。ということであるならば、止めた方がいいと思います。現実にそういう選択をして、それで幸せに暮らしている方はたくさんいます。

なるほど。
特に中学受験の場合って、(受験)してもしなくても中学に行けるということは、決定してるわけですから。
その見極めってすごく難しいと思うんですが、見極めのポイントみたいのはあるんでしょうか?

私はまず、生徒をみますね。
直感なので具体的に(生徒が)こういう動作をしてますって、はっきり言い切れないのですが。

なんとなくおびえてるような、不安に駆られているような、
直感的に感じるときがあるんですよね。

そういう時は、お父さん・お母さんと面談をするようにしてます。
こういう、ちょっと気になることがあるんですけど、ご家庭では(生徒さんの様子は)どうですか?と。

(生徒が)授業だけ受けていて、立場上(保護者と)直接つながれない場合には、生徒に色々聞き出すという事はしてますけどね。

確かに。
まあ親としても、なんとなくおびえるっていうの、わかりますよね。
ちょっと中学受験って、特殊な勉強じゃないですか?

学校の授業と、正直なんの連携も考えられないし。
学校での活動もちゃんと、やらなければいけないような気もするし。(親としては)
どういう力配分にやればいいのか、迷うところがありますね。

そうですね、本当にこれはピンきりで。

学校の縛りがあまりないところもあれば、受験生なのに「やれ、なんの行事だ」「この行事だ」「あなたは絵が上手いからイベントの絵を書くやつを手伝ってくれ」とか・・・その行事イベントのために。

受験勉強しなきゃいけないんですけど!みたいな。
そういった足かせもあったりと。

ホント、聞いてるとピンキリすぎて何をどうすればいいって、言い切れないんですよね。

受験だけに集中すればいいって、きれい事言うのは簡単なんですけど、現実にそれができないから困っちゃうわけで。
それができないときにどうするか。

かといって、受験勉強自体に時間を割かなければ、解けないものは解けないままだし。

そうすると、より不安が増していって。

じゃあ
「やるべきことをやらないで落ちちゃう可能性が高い」と、合理的に判断するんだったら、もうそれはやめちゃうっていうのも、もう一つの選択肢として排除しないってことですね。

あー
やめる選択肢を排除しないで持っておくと。
それも1つのカードだということで。

そういうことです。
とにかく背水の陣だみたいな、それは辞めたほうがいいと思う。

別に、勉強できないから、今成績が伸びてないから、すぐやめなさいって。
そういうことじゃないんですよ。

やっぱりこう、それまで積み上げてきたものもありますし。
そりゃやっぱり受けて受かった方がいいよねっていう前提で物事を進めないと、やる気にもなりませんから。
続けるのは前提にしつつ、まあでも撤退するっていうことも、視野には一応を入れておく。
まあ最悪そうなったらそうなったで、別に(大丈夫だという心持ち)で。

あのこれ、よく生徒に言うんですけれども。
中学受験するってことは、現実問題として大学受験が前提になってますよね。

(高卒で働く人のことをどうこうっていう趣旨ではない。そこは誤解のないようにお願いしたい)中学受験するって以上は基本的には大学受験して、それなりに凄いねって言ってもらうようなところ(大学)を受けたい。っていうのが、確実に本音にはあるはずなんですよね。

であるならば、別にそこ(大学受験)で間に合えばよくないですか?

何が何でも、その子供の精神壊してまで、中学受験だ!って追い込むのは・・・
私はそういうやり方はしたくないし、もうしなくて済む環境に、自分(の身)を置くために独立したって言うの
あります。

そういう視点を、いったん持ってみてはどうかと。

そうですね。
もともと人生をよりよく生きるために、勉強もあるわけだし。
そのための学校なわけですから。
別にそこの「100人の内で選ばれし誰かになるために」やってるわけではないっていうことですよね。

そうなんですよ。
その時点で選ばれたって、どれだけ嬉しい学校に第一志望で入ったとしても。
所詮、入ったら単なる日常ですからね。その日常が6年続くわけですから。

その日常生活をいかに楽しく、有意義に送れるか。という視点が必要です。
もう、何が何でも入るって(自分を)追い込んで、(結果)入りました〜で終わりならいいんですけど。
そっからまた6年始まるわけですから。

6年ついて行けない学校に行くのは、なかなか厳しいですよねぇ。
本当にそこで思春期を迎えるわけですから。
まぁ早い人はもう迎えていると思いますけどね。

なるほど、じゃあ、
その辞める選択肢を持っておくっていうのが1つポイントですね。

そうですね。
失敗したら失敗したらで、次のことを考えておく。要は生命保険をかけるような感覚ですね。

生命保険の場合は、必ずどっかで死ぬ前提があるので、違うっちゃ違うんですけど。

どっちも選べるという考えですね。

そうです、そうです。

落ちて欲しくはないけれども、万が一落ちた時にも、何らかの対応しておく。
ということで、ある程度(気休めに過ぎなかったとしても)そこに安心感が出てくれば。
じゃあ、今できることを一生懸命やろう!という(思考ができる)。

まあ、落ちちゃったら落ちちゃったで、しょうがないよね。ということですよね。それで、すごくがっかりすると思いますけど、目的を考えれば「それも1つの経験だった」という風に、割り切るんですよね。

そうなんですよね。
まあ、ある意味入れてくれなかったということは単純に縁がなかった、ということで。
その、縁がない人のところにしがみついたところで、なんなの?
というところですからね。

あの・・・
必ず誰かしらどこか、喜んで受け入れてくれるところというのは、ありますのでね。
それが、ほんとも歳をとってからすごく実感した事です。

ありがとうございます。
あともう1つだけ質問したいのですが。

中学受験の問題は、保護者が教えようと思っても、結構難しいものがありますよね。
ご両親が受験を戦略的にコントロールしブレイクダウンするのは簡単な事ではないとおもうのですが、その辺いかがでしょうか?そんなみんなできるのかしら?っていうの、ちょっとこないだ思ったんです。

私が言うと売り込みと捉えられるかもしれないのですが、そのために専門家が居ると思ってほしいです。

親御さんがテキストを見て解説してあげられるのであれば、それで十分だと思います。
今、いい本もいっぱいありますから。
(市販の本だけで十分合格もできます)

ただ、そうは言ってもその教える段階で、教える側が解らないと教えられないですよね 。
(保護者は)日ごろ、家事や仕事をしながら、中学受験の問題を解くなんて。
普通はできない気がするんですよね。

まあそうですね。
あれはもう本当伝統芸能ですよ。
あの、日常生活を送ってで、自然に大人になって、できるようなものではありません。
あれは訓練です。
まあ算数とかまだ何かこう、なんとなくね、数学につながっている道なのかなと思いますけど。

社会とか理科とか、何かもう、こんなの知ってる人いるのかなっていう問題が出ますよね。
振り返ると思いますもんね、こんなのよく全部覚えてたよな。

自分でもホント、これ私の成果なのかなって、自分の事でももうぐらいですからね。

普通の生活しているお父さんやお母さんが、教えられないんじゃないかな。
じゃあ、そこも結構ストレスになっちゃうかなって気がするんですよね。

まあなので、(対処方法として)2つ、あまりお勧めしない方法も合わせれば3つありますかね。

1つは専門家を入れる方法です。
ただ専門家も誰でも言い訳ではなくて、保護者の悩みをちゃんと聞いてくれて、話がかみ合う講師にお願いすればいいと思います。
ロクに話も聞かないで営業感情営業根性丸出しみたいなところはやめといた方がいいと思いますよ。

もうひとつは、子どもと一緒に勉強するというものです。
多少時間的に余裕がある場合に限られる限定とは思うんですけれど。

お子さんと一緒に問題の解き方を読んで二人で考える。全ての問題が解けなくても合格点が取れたら合格できる訳ですから、そのために捨てる単元を見極める。
実際に私(塾講師)もそうしています。
しかし、その捨てる単元を見極めるというのは、親御さんでは無理じゃないかと思いますよ。
狙った通りに成果が出る場合は良いですが、そうでない場合は、専門家を入れた方がいいと思います。

なるほどね。(受験に)間に合わせたいということならば、専門家って
その子どもの勉強ができるようにする専門家と、受験プロジェクトのマネージャー的な専門家と2種類あるような気がしますね。

こういうお話は、中学受験界では、なされているものなのでしょうか?

していないですね。営業的にはどちらも出来て当たりまえ的な態度を取りますから。
内容は、どちらかしかできない人が多いですが。

どちらかしかできないというか、プロジェクトマネージャー的な視点を持っている講師を探すのは大変な気もします。

常識的には、出ると分かっている可能性の高い問題は、解けるようにするのが当たり前。捨てるなんて有り得ない。
与えられたものは全部やれという前提になりますからね。宿題を完璧にこなすためにスケジュールをどう管理するかとか、そっちの方向に話が行っちゃうんですよね。

そうなんですよね。

そもそも、それができないために悩んでるわけですから。

そうなんですよね。

そこで、まずは現実に合わせて現状を変えたいなら、思い切って捨てるって事も必要だと私は思うんですよ。

わかりました。
今日もあの有益なお話をありがとうございました。

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